「地域の学校の通常学級で、色々な子と一緒に学びたい!」
そう願うお子さん、障害のある子を育児中のご家族の声が世界に届きました。
世界に向けて行動して下さった支援者の方に、本当に感謝です。
で・・・
国連の日本政府への働きかけがあったと言うことは・・・
世界基準に当てはめてみても、日本の障害児教育に疑問を感じるからこそでしょう。
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色々ある障害児の選択肢
通常学級を希望する中で、やはりこのお医者さんと同じような考えの方もいます。
就学相談の担当者さん、学校の先生にもこういう方が多いように感じます。
ニュースに関するコメントも、厳しい意見が圧倒的多数。
確かに人数の多い集団の中で過ごせば、
- 子供が他の子に付いていくのが大変
- 子供が孤独や居心地の悪さを感じてしまう
- 子供にとってマイナスの刺激が多くなる
などのような問題もあるかも知れません。
でも、発達障害の子全員が、そうとは限らないですよね。
色々な目標ができることで、
- 学校でできなかったことを自宅でやってみる子
- 家族の誘いでチャレンジしてみようと言う気になる子
- 今までできなかったことができるようになる子
もいますし、プラス効果に目を向けることも大切ではないでしょうか。
何が良くて何が悪いのか分からないなら、まずは試してみることも大事だと思います。
「マイナスな可能性があるから、敢えて現時点で大変な選択を避ける。」
「マイナスな可能性があるから、スタンダードな場で受け入れたくない。」
これでは勿体ないのでは?
やってみないと分からないことまで、やらない方向に進んでしまうんですよね。
仮にマイナスな方向に行ってしまっても、
- 「みんなと同じことができる」を強制しない(軍隊じゃないんだから)
- 今までの頑張りを褒めてあげる
- 早めにマイナスに気づいてプラスを引き出すことを目指す
- それに負けないくらい大きなプラス刺激でカバーする
と言うこともできると思います。
周りの大人の気持ち次第で、子供ってどんどん変われます。
「色々な子のありのままを受け入れて、社会全体で上手くカバーしていく教育体制」
ここまで美しい体制とまで行かなくても、、、
せめて「親子の希望する場で教育を受ける権利」は、保障されて欲しいですね。
もちろん支援級や支援学校は、希望する方のための選択肢として有りだと思います。
ただ、就学先を迷っている親子、通常学級希望の親子に対して、
- 通常学級に関する情報提供を積極的にしない
- 支援級や支援学校に行かないといけないかのような気持ちにさせる
- 親子の希望を無視して「支援級に決まりました」のような通知を送る
- 子供の可能性に目を向けず欠点ばかりを指摘する
と言うのは不味いでしょ~。
自治体や担当者にもよるのでしょうが、こういうところが早く改善されて欲しい。
「療育手帳はあった方がお得ですよ。」
「障害者枠で就職した方が、就職のハードルが下がって楽ですよ。」
この言葉も、私はめちゃ不愉快になりました。
子供の成長の可能性は無限大ですし、将来のことをここで決めてもね。
療育手帳や障害者枠のお得感は、最大限に伸ばした後に親子で決めればと思います。
壁にぶち当たった時は、「成長のチャンス」or「諦める」かの二択やで。
(コレ、本当にそう思う!!)
マジで頑張っている親子のためにも、日本の将来のためにも、、、
「親子を諦めさせる教育」ではなく、「将来を楽しみにできる教育」がいいね!