小学2年生のひい(中等度自閉症)が年中・年長の頃、就学相談に行った時に「特別支援学校」の見学を勧められました。
当時のひいは中等度の判定でも、極めて重度に近い判定でした・・・
なので、教育委員会の方としては、「特別支援学校も1つの選択肢として検討してみては?」と言うことだったのでしょう。
最終的に、
- 指示は通りにくくても周りの様子を見ながら動けること
- 専門的なサポートでまだまだ伸びる可能性があること
- 見学してみて「この先生にお世話になりたい」と言う先生がいたこと
- 遠方の学校では万一の際に親がサポートしにくいこと
などを考慮して「近くの学校の特別支援学級」を選択しました。
幼稚園でのひいの様子も見てもらって、審査の結果も「特別支援学級」クリア!!
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実際に特別支援学級に通わせて、
- 安心してサポートをお願いできる
- 専門的な声かけをしてくれる
- 細かい部分の体の使い方の指導が上手い
など、色々なメリットを感じました。
これって学校によるのかもしれませんね・・・
他のママさんからの噂を聞いて、「この学校でこの先生で良かった!」と思うことが多々(^^;)
それでも目標は普通級!!
市立小学校の先生って、どこかで必ず転勤がありますよね。
小学校6年間ずっと同じ学校で過ごせる先生って、どのくらいいるんでしょう?
私は中学時代、12年間同じ学校で勤務していた先生にお世話になったことがあります。
今お世話になっている先生も来年、いや数年後にはお別れかも分かりません。
こういう環境変化の影響もありますし・・・
何より私とひいの目標は、「障害をカバーできるだけの力を身につけること」。
普通級で安心して過ごせるだけの力を付けたいんですよね。
数ヶ月くらい前に専門の方が、「普通級で過ごせる力は付いていると思うよ。」と言って下さいました。
子供の成長を評価して頂けて、とても嬉しいです。
それにインクルーシブ教育の観点からも、本当は普通級が良いのでしょうが・・・
ただ、来年度から「普通級でお願いします。」とすんなりいかないんですよね。
ひいの気持ち的にも・・・たぶん学校側の事情としても。
普通級希望を出す前にすべきことは?
「普通級から特別支援学級」に変わる子、結構いますよね。
逆に「特別支援学級から普通級」に変わる子は、圧倒的少数です。
このことからも分かるように、普通級に変わることはかなりハードルが高いんですね。
特別支援学級から普通級に変わるには、就学時のような審査もあるんだとか。
教育委員会の担当者さん、校長先生、教頭先生、担任の先生・・・
最終的に決めるのは親なのですが、審査があるとなるとね(^^;)
でも、この審査をクリアできれば、少しでも気分よく普通級に在籍できる訳ですよね。
来年度は特別支援学級のままでいる予定ですが、
- 通学班登校や学年下校、交流で普通級のお友達と過ごす時間を大事にする
- 特別支援学級だけでなく普通級の色々な先生にもひいの存在を知ってもらう
- 好きなことや得意なことはどんどん伸ばす
- 苦手なことを早期発見して自宅でじっくり時間をとって楽しく学ぶ
- 状況に合わせて普通級で過ごす時間を増やしてもらえるよう先生に相談してみる
などを頑張っていきたいです。
今までと特に変わらず、当たり前のことを当たり前にやるくらいしか・・・
審査をクリアする材料を揃えることはもちろん、お世話になる先生やお友達との関係も大切にできたらなと思います。