なんて言いたいところですが、その良さは実は一言では表しきれません。
- 児童発達支援⇒小学校に入学する前のお子さんが対象
- 放課後等デイサービス⇒小学校~高校までのお子さんが対象
児童福祉法の定義によると、どちらも障害児が対象となっているんですよね。
でも、実際には障害児だけではなく、発達面で心配のあるお子さんも利用できます。
私たち親子がお世話になったのは、
で、月23日の範囲内で通園していました。
スケジュール的には、
- 平日は週に4~5日⇒午後2時半~午後4時
- 土曜・祝日⇒午前9時半~午後1時半
- 長期休みは週に5~6日⇒午前9時半~午後1時半
で、ハードな通い方をしていました。
ちなみに、子供2人を通わせていた児童発達支援は、
- 預かり型で親の付き添いは必要なし
- 自宅~施設までの送迎付き
- お昼の給食付き(幼稚園後に通う時はおやつ付き)
- 土曜・祝日に遠足に行くこともある
- 知育や工作、体操などの時間がある
と言うふうに、かなり充実度の高いところでした。
この施設の前に3ヶ月くらいは、実は母子通園の施設に通っていました。
私が第3子妊娠中で医師から安静の指示が出て、預かり型の施設に通わせ始めました。
預かり型の施設での子供の成長は??
幼稚園との連携で発揮する力が、さすがプロフェッショナルの先生方だなと思いました。
重度自閉症だったひいが、児童発達支援を利用始めた3歳頃は、
- コップ飲みができない(水分でもよく蒸せるし喉を詰まらせる)
- スプーンやフォークが全く使えない(食べ物をよく詰まらせる)
- 着替えが全くできない
- 靴を履いたり脱いだりできない
- 単語が1つも話せない
- 指示が全く通らない
- 人の真似を全然しない
- トイレでおしっこできたことがない
など、呼吸をしているだけ(?)な感じでした。
失礼ですみません。
幼稚園の入園も2ヶ所でお断りされるくらいで、本当に酷い状況でした・・・
ところが、児童発達支援に通い始めて、
- コップと同時にストローまでクリア
- スプーンとフォークが使えるようになった(5歳で箸も使えるようになった)
- 着替えができるようになった(服もたためるようになった)
- 靴を履いたり脱いだりができるようになった
- 言える単語が少しずつ増えてきた
- 簡単な指示が通るようになった
- 歌やダンスの真似ができるようになった(おゆうぎ会のサポートは移動だけ)
- おしっこがトイレでできるようになった(6歳で完全におむつが外れた)
など、総合的な自立力が付いてきました。
さらに、幼稚園に通い始めたら、加配の先生の細やかなサポート、定型発達のお子さん集団の刺激で相互作用が凄すぎる!!!!
幼稚園の担任の先生や加配の先生も、障害について学ぼうとする姿勢が素晴らしく、児童発達支援との連携で丁寧な対応をして下さいました。
重度から始まった療育手帳の判定も幼稚園年中に中等度になって、簡単な声かけをすれば動けるレベルに・・・
児童発達支援には障害に関する専門知識を持った、プロフェッショナルの先生がいます。
障害特性に合ったサポート方法は、面接のたびにアドバイス頂いて今でも参考にしています。
こんな児童発達支援を卒業した理由は?
児童発達支援と幼稚園で、これからに繋がる基本的な力を習得できたと思っています。
だからこそ、児童発達支援を「辞めた」のではなく、「卒業した」んです。(嬉しいことに手作りの卒業証書も頂きました。)
卒業した理由は、
- 言語面や学習面を伸ばす方法を見つけた
- 特に苦手分野を重点的にサポートしたい
- 技術面の教え方(スモールステップ指導法)ができるようになった
- 体調管理のため自宅でリラックスできる時間を増やしたい(コロナ怖い)
などです。
「幼稚園+児童発達支援」「学校+放課後等デイサービス」は、外で過ごす時間が長くて良い感じに疲れてくれます。
早寝早起きの良い生活習慣も、だいぶ定着してきました。
基本的な力を付けることができたのだから、あとは親としてできることを頑張りたいと思いました。
子供のことを一番に知っているはずの親が教えてあげられること、子供に残してあげられることはたくさんあるはず!!
数年前は完全にお手上げ状態だったのですが、児童発達支援を利用していた時期があったお陰で、今は充実した育児生活を送れています。